初めてグラブを買ってもらったときの胸躍る気持ち

平田監督には大切にしている信念がある。
「野球を始めたときの少年の“心”と横浜高校に進学を決めたときの“志”の2つを忘れずに3年間プレーしてほしい」

初めてグラブを買ってもらったときの胸躍る気持ち、「横浜で勝負する!」と決めたときの覚悟。この2つがあれば、指導者がうるさいことを言わなくても、主体的に野球に取り組めるはず。そう考えている。

https://workshift-sol.com/users/view/101335 http://y-watch.net/member/retaaer/まだまだ心が未熟な高校生となると、監督がいるから一生懸命やる、いないからサボるということが起こりうる。厳しい練習を課す野球部になればなるほど、耳にする話でもある。だが、これは平田監督がもっとも嫌うことだ。
「授業が終わってグラウンドに行くのがイヤになったり、いかに監督に怒られないかばかりを考えたり、実際にそういう高校生はいると思います。でも、それでは本当の意味での成長はない。指導者がいかに“うまくなりたい”“早く野球をやりたい”という前向きな気持ちにさせてあげられるか、環境を作れるか。そのためにも、苦言は呈しても、嫌味は言わない。一生懸命やっていることは認めて、褒めて、接するように心がけています」

https://www.eniblo.com/retaaer http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=15688この春から、筒香嘉智(横浜DeNA)と同級生だったOBの高山大輝氏がコーチに就いた。今の横浜の強みについて聞くと、興味深い話をしてくれた。
「練習をやらされている感じがまったくありません。こっちがうるさく言わなくても、自分たちで練習に取り組んでいる。向上心が強い。自主練習も本当によくやっていますね」